第十二回 今年度の総括、そして来季に向けての課題

本年度、石油業界の話題は「新仕切り体系」に関するテーマが多かったように思います。 原稿内容に関して、多くのご質問も頂戴いたしました。来年に向けて石油業界ではさらに幾つかの課題が発生しそうです。私は今年も石油流通業者の皆様と課題を共有しながら全国を巡回してきたわけですが、ここでは、最前線の実務課題として多くの読者の皆様や企業から提示された「暫定税率撤廃」による影響と石油税の「普通税移行」に伴う「軽油

第十一回 「灯油配送ビジネス最前線」(下)

システムを駆使した、実戦版、売り勝つための「灯油販売戦略」 前回は主として、灯油配送に関するビジネス環境と「雪ん子」の機能概要を中心に説明を行いましたが、今回は灯油拡販に関するポイント、そしてデータベースシステムを駆使した販売戦略手法と配送業務コストダウンの実現、そして現在のマーケットから派生している消費者ニーズの変化などについても考えながら、データベースを駆使した、結果の出せる「売り勝つための灯

第十回 「灯油配送ビジネス最前線」(上)

沈滞ムードの石油ビジネスの中で、灯油配送ビジネスは依然として堅調な推移を見せています。 理由は、ガソリンスタンドの淘汰と閉鎖により、全国各地に「配送過疎地帯」が発生し浮遊客が急増。 コールセンターによる受注体制や、配送システムによる配送機動力を完備している企業に灯油配達オーダーが集中し売上急増中という現象が発生しています。 店頭ガソリンのパーリッターあたり収益と配送灯油の収益を比較してみてください

第九回 石油ビジネスでの「顧客管理データベース」の活用

灯油配送を起点とする「顧客管理データベース」の活用からSSを起点とする新たな外販ビジネスモデルが生み出される予感 現在、石油ビジネスのリテール部門「ガソリンスタンド」で運用されている、各種拡販ツールや業務管理システムのほとんどは、「データベースソフトウェア」により構築されています。 マイクロソフト社のウィンドウズの登場により他のシステムとの連動性を重視したオープン化システムの普及が進み、石油ビジネ

第八回 軽油税が「普通税」に・・・システムによる自動化で「軽油税業務を収益化する」手法を公開!

「軽油引取税・納税申告帳票」の書式が変更されます。 既にご承知のとおり、地方税である軽油税は本年四月以降、目的税から「普通税」に変わりました。 それに伴い各都道府県別の軽油引取税に関する「納税申告帳票」の様式も全面的に変更されます。 「不正軽油」の流通防止対策等もあり軽油税特別徴収義務者(以下、特徴業者)に課せられている「軽油引取税納税申告書」の帳票作成業務はさらに煩雑で面倒な頭の痛い作業となりそ

第七回 「ERP」の稼働でSS経営に驚くほどの格差が付く!

すでに、このシリーズで何度も出てきた「ERP」という言葉ですが、貴方の身近にパソコンがあったら、「ERP」と検索を掛けてみてください。 たぶん検索結果のデータ件数の多さに驚かれることでしょう。 それほど現在のビジネス社会で注目度が高い「ERP」なのですが、その内容について理解している方は意外と少ないようです。 なにか難しいIT用語のようですが、実はよく調べてみるとそれほど難しい話ではありません。

第六回 石油流通ビジネスにおける「システム構築と人的課題」

石油ビジネスとコンピューター環境。よく観察してみると石油ビジネスの過去の推移とこれからの動きなども予測されてきます。時代とともに変わる石油ビジネス、そして、それに伴い変わるシステム。これからの石油流通管理業務に必須となるビジネスソリューションとはどのようなものなのでしょう。 今回は、難しい話の「中休み」として、システムとしての技術や機能だけでなく、オープン系システムへの移行に関するポイントから具体

第五回 「新仕切体系」が生み出す新たな課題

『内部統制』の徹底と「業務改善」のポイント 最近、「内部統制」や、「J-SOX法」という言葉をよく耳にするはずです。 「内部統制」とは上場企業を対象として法制化された業務管理基準なのですが、ITマネージメント用語辞典では( 【internal control / インターナル・コントロール】。企業における業務ミスをはじめ違法行為や不正、エラー発生などが行われることなく、組織が健全かつ有効・効率的に

第四回 「新仕切体系」への具体的なシステム対応

特約店における課題 「新仕切り体系」によって、「石油ビジネスが変わります」、それに伴い「石油流通管理システム」の仕様も変わります。「新仕切り体系」に関しては色々な見解や意見もあるわけですが、端的にいえば、元売りから特約店に対するあらたな「値決めルール」ということになります。同時に特約店にとってはさらに系列下の販売店に向けての「値決めルール」ともなるわけです。今後は、元売りからの卸価格は「先物市場」

第三回 可能性が膨らむ「直売ビジネス」

今後普及が進む石油流通ビジネス専用「EDI Electronic Data Interchangeシステム」 石油流通ビジネスといってもガソリンスタンド店頭の販売オペレーションだけではありません。特約店では直売部門大口需要家への各種油種の直販業務、卸売部門では「新仕切り体系」に基づく販売店への卸売業務、さらには商社や中間流通業者による流通から、工業用潤滑油の販売まで業務は非常に多岐にわたります。